自粛期間でも気分転換♪子供と楽しむ春の虫取りのおススメ

街中の公園で楽しめる春の虫とり

 

 

暖かい日が多くなり、春の到来を感じられる日が多くなってきましたね。

気候が穏やかで様々な花が咲き始める春は、一年で最も外遊びに出かけたくなるシーズン。

これまでの巣篭もり生活から卒業し「子供と一緒に近所の公園まで」という機会も増えてくると思いますが、そんな外遊びのバリエーションとしておすすめしたいのが「虫とり遊び」です。

 

「虫とり」と聞いて顔をしかめるママもいるかもしれませんが、大人にとって「虫なんてワザワザ捕まえなくても・・」と考えがちな虫とりは、子供にとって宝探しのようなもの。

また、生き物に直接触れて観察することは子供達の成長にはとってもプラスになります。

 

今回は虫とり遊びの初級編。街中にある小さな公園でも比較的簡単に見つけることができる昆虫と、その探し方を簡単に紹介していきたいと思います。

 

お出かけ前に用意するもの

 

虫取り網

シーズンにもよりますが、虫とり網は100円ショップやホームセンターで販売しています。

一般的に販売されている虫取り網は肢が長めの物が多く、まだ小さな幼稚園〜小学校低学年のお子様では扱いにくいかもしれません。まだ小さなお子様と虫とりする場合はネットショップや雑貨店で販売されている伸縮するタイプの虫とり網がおすすめです。

 

虫かご

虫かごも虫とり網同様に100円ショップやホームセンターで販売しています。

虫かごには全体が網状になって首からかけられるタイプと、持ち手のついたクリアケースタイプと大きく二種類ありますが、捕まえた虫を観察をしたいならクリアケースタイプがおすすめ。

ただ観察するだけでなく子供と一緒に図鑑を見ながらどんな虫なのか調べることも良い学びになりますよ。

 

 

虫除けスプレー

場合によって草むらやしげみに入ることもある虫とりで、虫除けスプレーは必需品。虫取りスプレーなしで草むらに入り込むと、ほんの数分でも虫刺されだらけにあることもザラです。

なるべく露出部分の少ない格好をして、露出部分にスプレーをしておくのがベストです。

 

 

公園で見つけやすい虫と探し方

それでは街中の公園でも見つけやすい昆虫と、見つけ方のポイントを紹介していきます。

 

チョウチョ

「春の虫」といって真っ先に思いつくのがチョウチョ。

小さくてかわいいシジミチョウの仲間やモンシロチョウ、モンキチョウなどは街中の公園でもよく見かけることができるチョウチョの代表。大きなチョウチョでもアゲハチョウやアオスジアゲハ、キタテハなども見つけることが可能です。

花が多く咲いている場所であればどこでも見つけることは可能ですが、公園の敷地内でいえばシロツメグサやタンポポの多く生えた原っぱや、公園の垣根としてよく使われているツツジの周辺が見つけやすいスポットです。

チョウチョを捕まえる時のポイントは「止まっているところを捕まえる」こと。飛んでいるチョウチョは規則性がなく360度に動き回るので大人でも捕まえるのはなかなか難しいものです。目の前を飛んでいるとついつい網を振り下ろしたくなるものですが花に止まるのをじっと待ちましょう。

 

テントウムシ

こちらも春の虫の代表格になるテントウムシ。

チョウチョと違って花の周りを飛び回っているわけではなく、大きさも小さいので意外に見つけるのは難しいです。

そんなテントウムシが見つけられる場所とは・・・ズバリ、アブラムシのいる場所。

アブラムシはアブラナ科の植物など様々な植物に集まる特徴がありますが、街中の公園でもよく見かける植物といえば、紫色の可愛い花と小さな豆ができるカラスノエンドウ(通称:ピーピー豆)が比較的見つやすいのではないでしょうか?

花の根元部分や葉の裏側にびっしりついた黒いアブラムシを見つけることができたらその近くをじっくり探して見ましょう。テントウムシが見つけられるかもしれません。

 

ハナムグリ

あまり聞きなれない人も多いかもしれませんが、小型の甲虫「ハナムグリ」も春から捕まえることができる昆虫です。甲虫といえばカブトムシやクワガタのイメージから木の樹液に集まるイメージが強いと思いますがハナムグリは名前の通り花の花粉を餌としているため、公園の花壇など花が多く集まっている場所が捕獲ポイントになります。

花粉がたっぷりある花の中心部分に潜り込んでいることが多いのでひとつひとつ花をチェックしていきましょう。

自然界では花粉や樹液を餌にしていますが、飼育は市販の昆虫ゼリーでも可能です。

 

カタツムリ

昔から変わらず子供に人気のカタツムリ。飼育も容易なことから生き物の観察には売ってつけのカタツムリですが、どこで見つけられるかご存知ですか?

雨の日に紫陽花の葉の上にいるイメージの強いカタツムリ。確かに雨の日や雨あがりのタイミングでは地表でも見つけることもできますが、湿気を好むカタツムリは普段湿った土の上や落ち葉の下などでじっとしていることがほとんど。動きが遅くて逃してしまう心配は全くないので探すポイントさえ見つければ捕獲は小さなお子さんでも容易に捕まえられますよ。

 

ダンゴムシ

突くとくるっと丸まってボールのようになる姿から子供には大人気のダンゴムシ。

こちらも先ほどのカタツムリ同様に湿った地表付近の落ち葉や石の下でじっとしていることが多いので、カタツムリ探しをしながらダンゴムシも一緒に探すのもいいですね。

「ダンゴムシを飼育する」というイメージはあまりないかもしれませんが、実はカタツムリが好むキャベツやきゅうりで十分なのでカタツムリと一緒に飼育することも可能ですよ!

 

まとめ

今回は街中の公園でも見つけやすい、春の昆虫とその見つけ方を紹介してきました。

近年昆虫をさわれない子供たちが増えてきているようですが、生き物と触れるのは子供の成長にとって素晴らしい刺激になります。

親子で虫とりを楽しめるのも子供がまだ小さい時だけ。童心に帰って、親子一緒に春の虫とりを楽しんで見てはいかがでしょうか。